飛び降りていないことの証明

つつがなく世渡りさえこなせれば

テキレボ2感想 (2) 当日企画のこと

※書き終えて、付記。

 この頃、膨大な量の報告書を延々とチェックする仕事ばかりしている。どうもその文体が、そのままこの記事に出たきらいがある。やけに堅苦しい部分はそのせいである、と言い訳をしておきたい。怖いことないよ。
 というわけで、いろんな企画に出展者として参加して、あるいは一般参加者と同じように回ってみてのとりとめない感想です。

■無料配布スタンプラリー

 用意したペーパーを、たくさんの方に渡すことができました。配る側としても、もらう側としても、声をかけるきっかけができてよかったです。
 これは私の良くない性質なのですが、お金を払うなら失敗したくないという思いがどうしても働くのです。絶対に自分好みだという直感や情報がないと、 なかなか新しい作品に近付けません。それで、いつも同じ作者さんの作品ばかり買うことになってしまいます。
 この企画のおかげで、「全く知らない作者さんだけど……あまり馴染みのあるジャンルじゃないけど……もしかしたら苦手なタイプの話かもしれないけど……でも、何か気になる」という作品に、手を出すことができました。
 配布していて感じたのですが、スタンプラリーが行われていることを知らない方が多かったです。当日、会場での告知がもっとあっても良かったように思います。

■300SSポストカードラリー

 多めに用意したつもりのカードが、終了時には残り2枚になりました。カードの内容について、ブースに来てくださった方と会話をするきっかけにもなりました。
 年賀状で使うようなインクジェットハガキ用紙に自宅のプリンタで印刷したものだったので、ちゃちに見えるかな? と少し心配していたのですが、結局当日は気にせず楽しみました(受け取ってくださった方はどう思われたでしょうか……)。他の方の作品を集めてみると、まず第一印象で、ポストカードとしてのクオリティがすごく高かったです。どぎまぎしました。
 大きさが揃っているものを集めていくのは、普通の無配とはまた違うコレクション感があっておもしろかったです。後で整理するのも楽でした。同じテーマ、基本的に同じ仕様で作品を作っているのに、似たものが出てこないのも楽しいなと思いました。 
 こちらも、企画を知らずにブースに来られる方が多かったです。当日、会場での告知がもっとあっても良かったように思います。

■鳥散歩

 ゆるゆると、でもイベントの序盤から最後の方まで、鳥散歩マップを手にした方が訪れてくださいました。自分は決してお喋りが得意ではないですし、特別に鳥マニアというわけでもありません(鳥が出てくる小説の数は意外と多い)。ですが不思議と、鳥散歩で誰かに来ていただいたとき、鳥散歩で他の方のブースにお邪魔したときは、話が弾んだように思います。
 参加した企画の中で、本の売り上げに一番貢献してくれたのは、実は鳥散歩だった気がします。二言三言の会話があって、「じゃあこの本を買ってみます」という流れにつながりました。自分からも「こういう鳥作品が収録されています」という形でおすすめがしやすかったです。
 私のブースでフクロウの話をしてくださった方に、フクロウの小説が載っている本をおすすめすればよかった! と後になって思いました。反省です。でもたまたま、その本をお求めいただいたような記憶があります。だとしたら、鳥が導いてくれたのでしょう。

■みん☆コマ

 これはサークル参加で自分の席にいる時間が長かったせいだと思うのですが、ほとんど目にする機会がありませんでした。会場内を歩いていても、どうしてもブースや本に注目するので、自然と目に入る感じではありませんでした。例えば休憩スペースからならディスプレイがよく見えた……のかもしれません。告知のアナウンスもあったのかもしれませんが、気付きませんでした。
 他のサークルさんがどんな形で宣伝しているか、気になっていたのですが、じっくり見る時間はありませんでした。残念です。
 あと、自分は参加していませんが、ストリエの展示も見ることなく終わってしまいました。入口近くにあったのでしょうか?

ポエトリーリーディング

 気になっていたのですが、一人参加だったので長時間ブースを離れることができず、でもちょこちょこ覗くという見方はできました。別室開催ではなく、開放型のステージだったおかげです。見たい人は気軽に見に行きやすく、見ない人にはあまり気にならない、ちょうどいい距離感のステージだったように思います。
 泉由良さんの朗読を、本当に一部だけ(最後の演目の一つ手前だったように思います。曖昧でごめんなさい)ですが、聞けました。朗読を聞き慣れていないので、こういう、何と言うか、聞く人を居心地悪くさせるような、逃げ出したくさせるような舞台もあるのか、と動揺するような気持ちになりました。後で由良さんにお会いできたので、そういう言葉の悪い感想をお話ししました。すみません。でも直接お伝えできる機会があって良かったです。

■うぉんうぉーラジオ

 懇親会の途中まで残っていたので、聞くことができました。おもしろいですね、公開収録。お話が達者で、ああ、楽しいイベントだったなぁ、という余韻にひたることができました。ひたりながら、お菓子食べまくりでしたけども。

 ――というところで、ひとまず以上です。書き落としがあったら追記するかもしれません。また、感想(3)があるとしたらいわゆる戦利品に関するものになると思うのですが、書くか書かないかわかりません。お疲れ様でした。