飛び降りていないことの証明

つつがなく世渡りさえこなせれば

とにかく机の広いイベントに出ます

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テキレボに出ますがディスプレイが決まっていません

来週10/8(土)は、第4回Text-Revolutions(テキレボ)という、文章系の同人誌即売会にサークル参加します。ブースNo.は【F-09】、サークル名は「ナタリーの家」(ちょっと変えました)。昨年の第2回以来、2度目の出展です。

バタバタと新刊の入稿を終わらせて、これから大急ぎで当日の準備をしなければならないのですが、大事なことが決まっていません。

ブースの机のディスプレイです。この机が、テキレボはやたらと広い。

f:id:sweet_darling:20151010110505j:plain▲第2回テキレボの自ブース。広いと言うか、奥行きがすごい。

 1ブースあたり90cm×90cmです。私の左肩から右腕を伸ばした指先までが大体90cm。かなり身を乗り出さないと机の向こう側まで手が届かないくらいです。

前回出展時は自分にしてはかなり頑張って用意しました。今回はどのくらい手をかけられるだろうか。あまり難しいことはできないにしても、何か違うことができないだろうか。

世界観、その曖昧なるもの

せっかく広いスペースを使えるのです。この机の上も何か表現の場にならないものか。何か……こう……頒布する本の世界観を見せるような……既刊だと例えば……

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▲新幹線とか……

あと何だろう、ジャム工場とか……寝室とか……押し入れとか……

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北陸新幹線とか……

…………。

走れ新幹線、そして本をアピールせよ

北陸新幹線は、頒布物で言えば再録集の『投げたボールは戻ってくる』に1話書き下ろした話が収録されているだけなのですが、開通への思い入れが強すぎてグッズもいくつか買ってしまいました。

なので(思い入れと言うか材料があるので)この新幹線をブース上に走らせたらどうだ。動きのある机上、いいじゃないか。目立つぞ。

さっそく、家のテーブルで試してみます。まずはレールを敷きます。奥行が70cmしか取れなかったので、実際の机ではもっと複雑なコースを作ることも可能なはずです。さらにトンネルを設置することで北陸新幹線走行中の携帯電波の届かなさ(めっちゃ不便)を表現。もちろんブースなので、とりあえず手元にある既刊も並べてみます。最後に電池を入れた車両を置いて、スイッチオン。

さあ、これでどうだ!

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▲シャ――――――――――――ッ

当然ダメです

想像をはるかに越えてショボい……のは本の並べ方があまりにも雑だったせい、またコース形状がシンプル過ぎたせいだと思いますが、それを別としてもこれはダメです。アウトです。

スイッチオンの瞬間にわかりました。モーター音がうるさすぎます。こんなに鳴るものだったのか。これをイベント会場でやったら、明らかに周囲への迷惑です。要項に「会場内での新幹線の走行禁止」の項目を追加させてしまいます。

そうだよな、実際の新幹線のレールには防音壁があるもんな。ここにはそれがない。あと、たぶん左右に壁があったとしても、机上では上から覗く形になるので、普通にうるさいと思います。最初から無理だったんだ。夢は潰えました。

いつか回転寿司のような即売会を

ところで新幹線で思い出すのは回転寿司です。タッチパネルで注文すると、頼んだお寿司や食べ物が専用レールを通って、新幹線に引かれて走ってくるタイプのお店があります。どうしてそんなことを? と最初は思ったのですが、結構広まっているようです。

今回の目論見は失敗に終わりましたが、今度はどうせなら本が回ればいいのにと思うようになりました。イベント全部に回転寿司システムを導入。会場中にレールが張り巡らされていて、気になる本が回ってきたら取り、お皿の色と数で会計するのです。なかなか回ってこない本は、タッチパネルで注文すると専用レールでシャーッと届く。そのときこそ新幹線、君の出番だ。

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▲本を取ろうとすると遮断機が下りてジャマされる仕組みだけでも作りたかったのですが、誰の得にもならないのでやめました。

最後に躍動感のある既刊紹介でお別れです。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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▲当日は当たり障りのないディスプレイでお会いいたしましょう!