飛び降りていないことの証明

つつがなく世渡りさえこなせれば

AIにくれてやる

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曖昧な表現にせざるを得ないので、ぼんやり読んでほしい。

いわゆる「AIに奪われそうな仕事」をすることがある。
自分がこの仕事を失うことは、今すぐにはない気がするが、1年後は分からないな――と思って、3年くらいたっている。
実用化は、されている。使ったことも、ある。使い方によっては、便利な部分が、ないでもない。しかし、AIが出力した成果物は、そのままではとてもクライアントに納められない。チェックのレベルではなく、人の手による大幅な修正が、確実に必要だ。
こういうことは、一気に技術が進むのかもしれないから、やはり1年後は分からないなと思う。この感覚は、変わっていない。

人の心は、あまりいらない仕事だ。むしろ、邪魔になることもある。また、人の心を無為に苦しくする場合も、時にはある。AIができる仕事なら、喜んでくれてやる。
ただ、現在までに実用化されたものを見ていると、こういう危惧がある。
シンプルで、整理されており、前向きで、基本的に冷静に処理されてきた案件は、近いうちにAIが作業できるようになるだろう。
煩雑で、ぐだぐだで、感情的なものが行き交ってどうしようもなくなっている案件は、まだまだ人間の手に頼る必要があるだろう。
楽で面白い案件ほどAIに回りやすく、大変で面倒くさくて気持ちが暗くなる案件ほど人間に回りやすくなるのではないか。
少なくとも、普及の過程で、そういう時期が挟まると個人的には予想している。

いろんな人の気持ちがぐちゃぐちゃに絡み合ってほどけなくなっているところを、まずAIがチューニングしてくれると、人は少し息がしやすくなるんじゃないかという希望を持っちゃうんですけど、その辺どうですか、未来の方は。