飛び降りていないことの証明

つつがなく世渡りさえこなせれば

終わりのときを近付ける

f:id:sweet_darling:20210308104043j:plain
小説をどこから書くかという話題はときどき出る。最初から。書きたいところから。台詞から。クライマックスから。結末から。

私は最初から書き、次に結末を書くが、承と転がいつまでもやってこない。

結末をとりあえず書いておくのはいいことだ。結末さえあれば、終わる約束ができる。今まさに書いている者の視点では、終わりのほうからこちらへ近付いてきてくれる。

早く終われ、早く終われ、と五寸釘を打ち込むように書いている。