AIの悪用を懸念し、次年度から読書感想文のコンクールで要項が改められることになったらしい。
電卓を使えば早いのに、計算テストを行うように。
自転車を使えば速いのに、100m走を行うように。
これらは必要な訓練だから。
かつて受けた大学入試で、こんな形式があった。
小論文の試験だ。課題図書が事前に設定されていて、あらかじめ読んできても良い。
試験会場で席につくと、新しい課題図書が1冊と、原稿用紙、問題用紙が配られる。
時間になったら問題用紙をめくり、テーマに沿って小論文を書くのだ。
読書感想文コンクールとAIとの関係も、レギュレーションの話になっていくのだろうな、と想像する。
競技性が高まっていくかもしれない。
ところで、コンクールの新しい要項でも、文章の校正にAIを使うのは問題ないようだ。
それは柔軟な対応で良いですね、と感じる。
AIはあくまでプログラムに基づいて動作するのであって、個々のスタイルや意図を完全に再現するわけではない。
適切な表現や文体の選択は、人間の経験や判断に頼る必要がある。
と、うちのAIも言っています。