飛び降りていないことの証明

つつがなく世渡りさえこなせれば

2015-01-01から1年間の記事一覧

テキレボ2感想 (2) 当日企画のこと

※書き終えて、付記。 この頃、膨大な量の報告書を延々とチェックする仕事ばかりしている。どうもその文体が、そのままこの記事に出たきらいがある。やけに堅苦しい部分はそのせいである、と言い訳をしておきたい。怖いことないよ。 というわけで、いろんな企…

テキレボ2感想 (1) 自分のブースのこと

■ラッキーバッグについて おわびから。ラッキーバッグと『投げたボールは戻ってくる』を同時にお求めになった方の一部に、同じ作品が掲載されている旨のお知らせが漏れてしまいました(Webカタログには記載していました)。もし読んでみて「あれっ?」と思わ…

Text-Revolutions第2回に出展します 【C-34】ナタリー

【イベント概要】Text-Revolutions 第2回 日時: 2015年10月10日(土) 11:00-16:00 (開催まで残り2日です) 会場: 都立産業貿易センター台東館 入場料: 無料【サークル概要】 サークル名: ナタリー カテゴリ: 純文学 代表者名: わたりさえこ (ときど…

別になくてもいいが、

「小説は、別になくてもいいが、あれば人生が豊かになる」という言説がある。私だったらそんな言い方はしないし、ニュアンスに違和感もあるが、一つのわかりやすい表現だとは思う。 ところで、前の記事で書いた通り、銅の玉子焼き器を買った。 今のところ、…

銅の卵焼き器を使うということは

数日迷っていたが、迷い続けるのも好きではないので、思い切って銅の卵焼き器を購入した。 前の卵焼き器は、テフロン加工が施されていたが、二年ほどでそれが剥がれてしまい、使い物にならなくなっていた。しばらく小径のフライパンで代用していたものの、や…

あとまえ(28) 『投げたボールは戻ってくる』

何しろ「売れて売れて仕方がないから再版しよう」というような話ではないし、この本を作らなくていい理由なら箇条書きで並べることさえできるのだが、いろんな事情がたまたま合って『投げたボールは戻ってくる』という本は日の目を見た。結果的に、再録集を…

あとまえ(27) 「町長選挙」

象印社*1発行のアンソロジー『ぼくたちのみたそらはきっとつながっている』に、小説を載せていただきました。 世界観を同じくする、様々な空想のまちが集まった本です。 4/19(日)開催のイベント・本の杜7で発売となるようです。詳しいご案内は、主宰のくまっ…

同じ空の下、快晴

ずいぶん前に、「三好達治『雪』のこと」という記事をブログに書きました。この詩についての私の読みを、つらつらと書いたものです。 さて、大山誠一郎のミステリ小説が好きです。初めて作品を読んだのは、PSPソフト「TRICK×LOGIC」でのことでした。おもしろ…

きっと人徳が必要だ

お笑い芸人をたくさん集める番組には、二種類あるのだなぁと思った。芸人が苦しんでいるのを見て楽しむ番組と、芸人が楽しんでいるのを見て楽しむ番組だ。 今の視聴者は、感情移入が強いと言うのか、「あれが自分だったら」という視点でテレビを見ることが多…

やるか、死ぬか?

「やるか、死ぬか。」という選択肢が究極のように語られることがあります。死と比べることによって、本気度がはかられるように思われているのかもしれません。 でも、どうでしょう。これはむしろ、問題を単純にしていることにならないでしょうか。「死んでも…

アニメの中のアイドルは

家人がアニメを観ていると、興味がなくても自分の耳に内容が入ってくることがある。アイドルを目指したり、アイドルになりたてだったりする女の子を題材にした作品がこんなに何種類もあるものか、と戸惑った。 登場するアイドル達は、わがままである。「あい…

白菜、蘇る。

冷蔵庫の野菜室に長く滞在しているはくさいが弱っていた。葉がしぼんでしまい、ちぎり取ろうとすると途中で裂けるように破れてしまう。 レシピ本の言うことには、このようになった野菜はただ水に浸けておくだけで、生き返るというのである。本当は葉の先まで…

借金取りの夢

怖い夢を見た。跳ね起きてからも、今のが現実に起こったことだったかどうか、繰り返し確かめないではいられないような夢だった。 駐車場で会った若い男、チャラい雰囲気だがなぜか人が好さそうに見える男から、家人が(ここが「自分が」でないあたり、夢の中…

abnop

長く残したいわけではなく、一時使うためのメモがある。ネット通販の支払いをするためにコンビニのレジで伝える注文番号だったり、イベントが行われる会場の名前だったり。そういうものは、役目が終わったら消してしまう。また、終わったらすぐに消さないと…

禁酒番屋

図書館から落語のCDを借りてきて流していた。林家たい平の「禁酒番屋」。 筋を忘れて聞き始めたが、だんだん思い出してきた。ああ、これは確か"下"の落ちなんだよなぁ、と。そういう展開が苦手な私は、確実にその結末へと向かっていく噺に、眉をひそめた。し…

新しいキーボードがやってきた

「やってきた」と言っても自分で注文していたのである。iPhoneに外部キーボードから文字入力したい場面があり、Bluetoothで接続できるものを探して購入した。 機械だかガジェットだか、ハードだかソフトだか、とにかくそういうものには詳しくない。使えない…