私は申年生まれではないのだが、自分自身でそう勘違いしてしまうことがある。理由は分からない。なぜだろう。
以前、会話の流れで「私は申年生まれで……」と自然に口にしてしまい、帰宅してから違うじゃないかと気が付いた。
とは言え、大した問題ではないだろう。年齢を少し誤解されたかもしれないが、その程度だ。
昔書いたものを見ると、これは意図的に嘘を交ぜているな、と思うことがある。
わざと嘘を書いたと記憶していればいいのだが、忘れていることもありそうだ。
嘘を交ぜたことは覚えていて、本当のことを思い出せないパターンもある。
想像上の読み手を騙すつもりで、自分を困らせている。
人狼ゲームが得意ではない。人を騙そうとして、すぐに瓦解する。
破綻するよりましだろうかと、狂人役のように振る舞うこともある。
しかし、結局は排斥されてしまうのが世の常だ。
だったら、潔白のときにも狂人のように振る舞ってはどうか? と考える。
黒陣営になったときと、区別がつかないように。
やめたほうがいい。損しかしない。
残念だ。自分の生死がチームの勝敗を直接には左右しないから、狂っているときが最も自由に振る舞えるのに。