罪を犯した夢をまれに見る。
犯罪の瞬間そのものは焦点にならず、その後に自分がどう生きるかが描かれる夢だ。
どう生きるかと言っても、大抵の場合、死に向かうのだが。
犯した罪と生きていく。そんなのは嫌だ。
大体そんな意味の言葉が、アニメのメロディーに合わせていつも流れる。
先日は珍しく、犯した罪がなかなか露呈しない夢だった。
いつばれるのだろうか。いつばれるのだろうか。
そんなことばかり考えていたから、犯罪の後に生き続けることはやはりただただつらかった。
罪を犯すのに向いていない。
性分じゃない。
それはもう分かりましたから、緊張が続くばかりのくたびれる夢はそろそろやめにしませんか。